萩原英雄追悼展―吉祥寺美術館
吉祥寺美術館で新しい企画展示が始まった。昨年11月に94歳で亡くなった萩原英雄氏の追悼展だ。同美術館には萩原氏の常設展示室もあるのだが、今回はその展示室と企画展示室の2つを使って、木版画だけではなく油彩画やコラージュ、陶器など、同氏のさまざまな作品を展示している。
見終わって感じたのは、萩原氏の才能の豊かさだった。もともと油彩を中心に制作していたが、病気をきっかけに木版画に着手したという。さらに、コラージュあり、陶芸作品あり、詩あり。いろいろな分野に興味を持ち、自身の芸術分野をどんどん広げていったようだ。
萩原氏というと富士山をテーマにした作品が浮かぶ。山梨県甲府市出身の同氏にとって、富士山は特別な存在だったのだろう。今回展示されていたコラージュの富士山も、オレンジ色の印象的なものだった。
吉祥寺美術館は入場料100円、開館時間が午後7時半までと、利用しやすい美術館だ。数カ月ごとに変わる企画展示も毎回楽しみにしている。萩原英雄追悼展は11月2日まで開催中だ。


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